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ブックレビュー

「ビジョナリーカンパニー【特別編】」 ジェームズ・C・コリンズ

本書は、「ビジョナリーカンパニー 2~飛躍の法則」の付属論文です。もともと、企業経営を対象に書かれていた「ビジョナリーカンパニー 2」を、医療や大学等の社会セクターに適用し、それらの幹部、リーダーに向けて書かれています。 本書では、「ビジョナリーカンパニー 2」で“飛躍の法則”として示された、 1.第5水準のリーダーシップ 2.最初に人を選ぶ 3.針鼠の概念 4.弾み車を回す といった偉大な組織の […]

「下克上の時代を生き抜く 即戦力の磨き方」 大前研一

本書は、タイトルの「下克上」、「即戦力」に惹かれて衝動買いしてしまった書籍です。コンパクトな新書なので短時間で読めますが、終章のタイトルにもなっている「人生設計は自分でやるしかない」ことを、再認識させてくれる本でした。 本書を読むだけでは、「即戦力を磨く」ことはできそうにもありませんが、現在の自分と大前氏のいう「即戦力」を持つ人材の定義のギャップを認識し、自分自身の課題設定やビジネスパーソンとして […]

「星のアカバール」 オグ・マンディーノ

「世界中で最も多くの読者を持つ自己啓発書作家」と呼ばれ、『地上最強の商人』の著者でもあるオグ・マンディーノの児童向け(?)書籍です。そのため場面設定は美しく、ストーリーはファンタジックです。気軽に読むことができますが、随所にオグ・マンディーノ哲学が散りばめてられています。 あらすじは、次のとおりです。北欧のラップランドという小さな村に生まれた少年トゥロは、将来を期待されていながら、ちょっとした不注 […]

「連戦連敗」 安藤忠雄

今回取り上げるのは、今をときめく建築家、安藤忠雄氏の東京大学大学院での講義をまとめた書籍です。3年ほど前にこの本を一度読み、最近また勇気をもらうために読んでいる本です。現在はわかりませんが、華々しく活躍している氏が、建築のコンペ(設計競技)において、本書のタイトルのとおり、殆ど負け続けていたとのこと。建築の世界は、まったく門外漢の私ですが、この事実に驚くと同時に、氏の負けても戦い続ける姿勢やその根 […]

「顧客と語らえ! クイジング入門」 弘中 勝

「クイジング? 聞きなれない言葉だな」と思って、興味を惹かれて読んだ書籍です。この「クイジング」とは、著者の弘中勝氏が2004年の1月、世に出された言葉だそうです。 私の解釈ですが、「クイジング」とは、企業が統合的なマーケティングコミュニケーションの視点に則り、「クイズ」を用いて顧客と良質のコミュニケーションをはかる方法論です。 時々、企業のイベントものとしてのクイズの企画がありますが、「クイジン […]

「図解でわかるWeb2.0マーケティング」 宮崎 哲也

Web2.0、ロングテール、RSS、CGM、SEO……、普段、インターネットやWEBとかかわりの少ない方にとっては、何とも難解な用語が新聞やビジネス書を賑わせています。そして、書店のビジネス書のコーナーには、「Web2.0」をはじめとして、タイトルにこれら用語が記された多くの書籍が、書棚に積まれています。 インターネットでマーケティングを実践している人たちや、インターネット関連の広告代理店にとって […]

「広告マーケティング21の原則」 クロード・C・ホプキンス

本書は、19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍した米国のコピーライターであるクロード・C・ホプキンス氏の著作で、原著は1923年に執筆されたものです。 本書では、タイトルの通り、広告マーケティングの21の原則が示されています。商品の数も少なく新聞や雑誌が広告メディアの中心であった当時と、テレビやインターネットなどの新しいメディアが主な広告メディアとして登場した現在とでは、その状況は違いますが「原則 […]

「これから何が起こるのか」 田坂 広志

本書は、ソフィアバンク代表であり多摩大学教授も務めておられる田坂広志氏の最新刊で、タイトルのとおり、これからの資本主義になにが起こるのかについて、「WEB 2.0」による情報革命がもたらす変化を予言した書籍です。 資本主義の行方を扱う大きなテーマの本であり、これからのビジネスやマーケティングを考える上で非常に示唆に富んだ内容でボリュームがありますが、リズムの良い文章に引き込まれ一気に読めてしまいま […]

「勝つには理由(わけ)がある」 武 豊/オリビエ ペリエ

番外編??です。 今、12月24日の16時過ぎですが、ディープインパクトが有馬記念で見事に有終の美を飾りました。そして、2着にはポップロックが入りました。優勝騎手は武豊、そして2着はオリビエ・ペリエ。武豊については、ほとんどの方がご存知でしょうが、オリビエ・ペリエについて、最も印象的なスゴサを紹介しますと「今年、ディープインパクトが3着(後に失格)だった凱旋門賞を3連覇したジョッキー」ということに […]

「レバレッジ・リーディング」 本田 直之

本書は、読書を「投資」としてとらえ、年間400冊以上のビジネス書を読破し、効率的かつ効果的に「リターン」をどう得るかについて、著者の「読書術」における実践に基づいた方法論を記した書籍です。 「レバレッジ・リーディング」とは「速読術」ではなく「多読術」のことで、多くのビジネス書を効率的にインプットすると同時に、各書に示されている著者の実戦に基づく経験やノウハウの中から有用なエッセンスを身につけ、アウ […]