Z世代が医師に!変わる医薬品マーケティング

さて、今回は、Z世代と医薬品マーケティングについて。

世代を表す言葉で日本人にとってなじみ深いのが、21世紀に入って成人を迎えた人たちを呼ぶ「ゆとり世代」。

他にも世代を表す言葉として、「X世代」、「Y世代」、「Z世代」という呼び方があります。

「X世代」とは、1960年~1974年生まれの人々。
「Y世代」とは、1975年~1990年代前半生まれの人々。
そして、1990年代後半~2000年生まれの人々が「Z世代」です。

「Y世代」は「ミレニアル世代」とも呼ばれていますが、成人になる前からインターネットに親しんでいるということから、
その前の世代とは価値観、ライフスタイル、嗜好性が大きく異なるのではと考えられています。

そんなY世代から、さらに1世代下の世代は、また新たな価値観、ライフスタイル、嗜好性があると考えられることから生まれた言葉が「Z世代」です。

Z世代の特徴には、次のようなものがあります。

・生粋のデジタルネイティブ
・プライバシー保護への意識が高い
・コミュニケーションは、デジタルでオンタイム
・ブランドではなく、本質に価値基準をおく傾向
・企業家精神が旺盛で独立志向
・社会課題への意識が高い

日本でも、YouTuberやインフルエンサーと呼ばれる方々が、社会的にも認められる時代になってきましたが、その多くはY世代やZ世代の人たちです。

つまり、デジタルネットワークを使った情報取得能力、拡散能力が高く、コミュニケーションもリアルよりネットで行うノウハウに長けている人々です。

今、Z世代の入り口にいた若者が社会人としても活躍しだしています。
製薬企業のMRでもここ1~2年に入社した人たちは、Z世代です。

また、間もなくZ世代の医師がデビューします。

2020年以降に社会人や医師になる方は全て、デジタルネイティブですから、コミュニケーションに対する考え方も、X世代とは随分異なります。

医薬品マーケティング・コミュニケーションも世代を反映して変化していくことが求められますね。

このコンテンツが、医薬品マーケティングのアイデアのヒントになれば幸いです。