疾患啓発動画で上手に活用しよう!YouTubeのSEO対策の基本

今回は、2020年からのマーケティングで大切になるYouTubeのSEO対策について。

スマホの5G化が進むことが予想される2020年。
YouTubeをはじめとする動画マーケティングがますます重要になってきます。

もちろん、その中で最大のプラットフォームは、YouTube。

現在では、Googleの支配下にあるとともに、Googleに次ぐ2位の規模の検索エンジンとなっています。

そこで今、注目されているのが集客やブランディングのために、YouTube動画をいかに多く視聴してもらえるかです。

その手段として、広告やバズを起こす施策など様々な手法がありますが、その1つがYouTubeのSEO対策です。

しかし、まだYouTubeのSEO対策に取り組んでいる企業は多くありません。

例えば、YouTubeで「糖尿病」「高血圧」「がん」他、いくつかの疾患のキーワードで検索しましたが、製薬企業の疾患啓発動画を見つけることはできませんでした。

つまり、現時点では製薬企業の医薬品マーケティングやDTCマーケティングでYouTubeをプラットフォームとして、動画を配信されているケースやYouTube動画に注力されているケースは少ないようです。

しかし、疾患啓発に動画などを使うメリットも多いので使用を考えても良いかと思います。

そこで今回は、YouTubeのSEO対策のポイントをご紹介します。

YouTubeのSEOの考え方も、一般的なGoogleのSEO対策と大きく乖離するわけではありませんが、「動画」というメディアであることがポイントです。

また、Googleが動画の内容を完全には掌握することができていないことも前提となります。

そんなYouTubeの動画がキーワードの検索で上位表示される要素は、2つ。
動画の再生回数と視聴時間によって決まります。

その2つをアップさせるためのYouTubeのSEO対策のポイントは、次の5つです。

1)タイトルの最適化
YouTubeのSEO対策には、何といってもこれが大切です。
必ず、動画の内容に合ったキーワードを含めることが大前提です。
また、「何のため?」「どのように?」「何がわかる」という3つの要素を含めて、50文字以内で作成します。
テキストの記事なら30文字程度ですがYouTubeでは少し長くても表示可能です。

2)説明文の最適化
YouTubeのSEO対策の2つ目は、動画内容のサマリー。
動画の内容を200~350文字で説明します。
その際、タイトルで使用したキーワードを数回含めます。

また、関連動画や再生リストのリンクを入れることで、自分が持つ他の動画への視聴を促すことができます。
他にも自社のオフィシャルサイトや運営しているSNSのアカウントへのリンクも記載します。
それによって、YouTube以外の自社メディアへの遷移を促します。

3)キーワードタグの設定
キーワードタグの設定は、検索エンジンが動画を認識するために必要です。
これが、検索結果や関連動画の表示に影響します。

タイトルと同じく、動画の内容と関係あるキーワードをタグとして設定します。
ただし、タグは人気動画でも20個を超えているケースがあります。
関連がある濃いタグに加えて、少しでも関連があるキーワードを多く設定することもOKです。

4)サムネイルの最適化
サムネイルは、動画の内容が一目でわかる物をオリジナルで作成します。
また、大きくテロップを入れるなどでわかりやすくインパクトのある物を作りましょう。

この4つが大切なのは、先ほどもお伝えしたとおり、Googleが動画の内容を完全には掌握することができていないからです。

ですから、YouTubeのSEO対策には、文字情報で動画の内容をうまく伝えることが大切なのです。

5)動画の内容や時間
もちろん、継続的な視聴や評価を得るためには動画の質や内容が大切です。
まずは、冒頭15秒の上手な演出で動画に興味を引き付けることが大切。

基本は、プレゼンテーションと同じで「What is in it for me?(WIFM)」を先に伝えるのです。
つまり、「動画を視ることで視聴者にどんなベネフィットがあるか?」を伝えることです。

また、長さについては次の傾向があるようです。

・2分以内の動画は、YouTubeのオーディエンスには非常に嫌われることが多い
・4~6分は再生回数が最も多い
・10~16分であれば、ランキングで高評価

このことから、6分から10分前後の長さが良さそうです。

今、説明した内容はYouTube動画のSEO対策だけではなく、どんな動画を作成する場合でも大切なポイントです。

動画マーケティングが重要になることは、医薬品マーケティングやDTCマーケティングでも同じです。

YouTubeをプラットフォームとして使用するかどうかは別としても、動画を作成する際のチェックポイントとしての活用は可能ではないでしょうか。

このコンテンツが、医薬品マーケティングのアイデアのヒントになれば幸いです。