YouTubeでカード機能を使って上手な誘導を!

今回も、前回に引き続きYouTubeがテーマ。
YouTubeで大切な「関連動画対策」の4つ目です。

そのポイントは、次の4つでした。

1)動画説明欄の適切な記述

2)タグ設定を適切に行う

3)再生リストをうまく活用する

4)アノテーション機能の活用

前回は、その第三の「再生リストをうまく活用する」対策を詳しくご紹介しました。

今回は、「アノテーション機能の活用」を詳しくご紹介します。

実は、YouTubeのアノテーション機能はすでに終了しています。

終了した理由は、アノテーションはPCの視聴でしか利用できず、スマホに対応できなかったからです。

現在は、アノテーション機能を代替する機能としてカード機能と終了画面機能の2つが提供されています。

そこで今回は、カード機能をご紹介します。

カード機能とは、YouTubeの公式発表では次のように紹介されています。

「カードを使用すると、動画に双方向機能を持たせることができます。
視聴者を特定のURL(承認されたサイトのみ)に誘導したり、カードの種類に応じてカスタマイズした画像、タイトル、行動を促すフレーズを表示したりできます。」

もちろん、カード機能はスマホ対応しています。

このカードは、

  • リンクカード
  • チャンネル カード
  • 寄付カード
  • アンケート カード
  • 動画カードまたは再生リストカード

以上の5種類が用意されています。

このうち関連動画対策や他のページへの誘導のメインとなるのがリンクカードです。

リンクカードでは、誘導したい特定のサイトにユーザーを誘導することが
可能となります。

このようにカード機能のメリットは、動画視聴中のユーザーに訴求したいことを訴求できることです。

一方、カード機能のデメリットは、過度に使えばユーザーの視聴体験を壊してしまうリスクがあることです。

動画視聴中に頻繁にカードが出れば、うっとうしく感じてしまうことにつながるからです。

したがって、目的に応じた最適なカード機能を選定した上手な使い方が求められるのです。

例えば、DTCマーケティング用の啓発動画で、症状・原因・予防・治療などが別の動画で配信されていたり、動画より詳しいウェブページがある場合などは、タイミング良くリンクカードを使えば、視聴者にとっても便利です。

しかし、関連の薄い動画やページへの誘導であったり、タイミングが悪いと視聴者に不快感を与える場合もあります。

疾患啓発動画は相互に関連性のあるものも多いので、疾患啓発動画の医薬品マーケティングでも上手に使えば視聴回数アップが期待できます。

このコンテンツが、医薬品マーケティングのアイデアのヒントになれば幸いです。