もう1つのディスプレイ広告!YDN広告とは?

前回はGDN広告を取り上げましたが、今回はYDN広告を取り上げます。

GDN広告は「Google Dsiplay Network」の略号で、Googleと提携するWebサイトやGmail、YouTubeのディスプレイ(画面)に表示される広告でした。

この広告とよく似たサービスをヤフーも提供しており、これがYDN広告で、Yahoo!ディスプレイアドネットワークの略です。
Yahoo! JAPANや主要提携サイトのコンテンツページに広告を配信するサービスで、基本的な考え方や目的は概ねGDN広告と同様ですが、呼称や種類が少し違います。また、主要な提携サイトが「So-net」「All-about」「GMO」などで、GDN広告とは提携先も異なっています。

YDN広告の種類は、

1)インタレストマッチ
登録した広告とユーザーの興味関心(閲覧中のページ内容、過去の閲覧履歴や検索キーワード)に関連性があるときに広告を表示するものです。例えば、ユーザーが、医学関連のページを良く読んでいるなら、医学書の広告を出すということができます。

2)ターゲティング
PCやスマートフォン、タブレットを使っているユーザーの属性・地域に対して広告を表示するものです。
例えば、「関東エリアの20代以上の女性に絞って、月曜日の夜に出稿」などのように条件を設定することが可能です。

また、最近始まった特徴的なサービスが、サーチターゲティングです。
過去にYahoo! JAPANのメイン検索などでユーザーが検索したキーワード履歴を利用して、広告を表示するものです。
例えば、ある人が「ジーンズ」と検索をしていたなら、そこにジーンズショップが自社の広告を出すということができます。

3)モバイル
スマホや携帯電話を使っているユーザーに絞って広告を表示するものです。若者向けファッションなどに向いています。

4)サイトリターゲティング
過去に広告主のサイトを訪問したことのあるユーザーが、YDNの広告掲載面を閲覧している時に広告を表示するものです。
一度でも、自社サイトを訪れたユーザーに対して広告表示が可能になります。

このYDN広告もGDN広告と同様に、医薬品マーケティングでは今後のDTCマーケティングへの展開で大きな可能性を秘めていると思います。

特に、費用対効果が高いのは、サイトリターゲティングであると言われています。つまり、少なくとも一度、自社のウェブサイトを訪れているので、興味があることはわかっているからです。

コンテンツを定期的に更新している患者さん向け疾患啓発ウェブサイトなら、広告文やバナーで「新着コンテンツ」を紹介し、サイトリターゲティングを行うことで、アクセスやページビューを増やす可能性は十分あると思います。

YDNは、GDNよりもやや使いにくいとの評判がありますが、その分参入者も少なく、クリック単価を安く抑えることができるようです。疾患啓発をウェブで強化したい場合は、一度、検討してみてはいかがでしょうか?

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