DTCマーケティングでも活用可能!家族向けSNS「wellnote」とは?

さて、今回は「wellnote」を取り上げます。

SNSといえば、Facebook、mixi、LINEが有名ですが、登録した家族の間だけで限定して使うSNSが少しずつ人気に。それが、「wellnote」です。

wellnoteは他のSNSと同様、利用者は無料です。メッセージの配信、写真や動画のアップロード、スタンプの交換などの機能も他のSNSと同様です。また、iPhoneアプリ、Androidアプリもあります。

ポイントは、「家族間だけで安心して使えるSNS」という位置付けである点。

家族間だけなので、身長や体重、血圧といった健康状態も記録できます。これによって、安心して両親が子どもの成長を写真や動画で記録したり、子どもの健康管理を行ったり、逆に子どもが高齢になった両親の健康状態をチェックすることも可能です。

他のSNSでは、子どもの顔を掲載したり、個人情報の問題などに不安がありますが、家族ならそうした心配なく、コミュニケーションができます。

現在、登録者数は、100万人に近づいているようです。

最近、wellnoteは、広告主企業が利用者に情報を発信し、自社サイトなどへ誘導できる「公式アカウント」というサービスを開始しました。

ファミリー向け・子ども向けの商品・サービスを提供する企業や、シニア向けの商品・サービスを提供する企業が、広告主として公式アカウントを開設しています。

このようにSNSも様々なサービスが登場し、コミュニケーションする相手によってSNSそのものを使い分ける段階になってきました。その中で、「家族間コミュニケーション」にフォーカスしたwellnoteはユニークなSNSです。

こうした位置付けのSNSは、感染症や喘息などの保護者のケアが重要な疾患啓発にも使えそうです。また、認知症などの家族で親をケアする必要がある疾患の疾患啓発にも使えそうです。つまり、本人だけでなく家族を巻き込んだ、DTCマーケティングで活用できる可能性がありそうです。

SNSが当たり前になった今、今後もwellnoteのようなユニークなSNSが登場してくる可能性があると思います。こうした新たなサービスを医薬品マーケティングにどう活かせるかを検討をすることも必要ではないでしょうか。