知っておきたい!ウェブメディアの評価指標

さて、今回は「広告インベントリーとその他の指標」を取り上げます。

ウェブマーケティングでも広告媒体を選択する場合には、
掲載するメディアの価値を把握することが大切です。
医薬品マーケティングでも同じで、医学系や薬学系のメディアの価値を知らずに出稿できませんね。

今回は、そんなウェブメディアの価値を図る指標をいくつかご紹介します。

1)imp(インプレッション)

impとは、impressionの略で、広告表示回数のことです。

この指標は広告効果があったかどうか、クリックされたかどうかではなく、
あくまで出稿した広告がどのくらい表示されているのかを示しています。

広告の規模を表す指標で、広告出稿価格の指標等になります。

impは測定方法が、メディアで異なることに注意することが大切です。
広告が一瞬でも部分的に表出していれば1インプレッションにカウントする媒体と全て表出されて初めて1インプレッションにカウントする媒体があります。

ですから、そのメディアの定義を確認しておくことが
メディアの価値を把握する上でとても重要です。

2)PV(ページビュー)

PVは、Page Viewの略で、ユーザーがページを閲覧した回数を示す指標です。

例えば、1ページ内に広告掲載枠が2つあったとします。
ユーザーがそのページを閲覧したとすれば、PVは1です。

一方、そのページにある二つの広告掲載枠どちらにも広告が表示されれば、
impは2になります。

3)リーチ

リーチは、広告の到達率を示す指標です。
何名のユーザーが重複なく特定の広告に接触したかを示します。

ウェブページにある広告が2カ所に掲載されていたとします。
また、違うウェブページに同じ広告が3カ所掲載されていたとします。

そして1名のユーザーがこの広告を見たとすれば、リーチは1です。
PVは2で、impは5となります。

4)エンゲージメント

SNSの台頭によって注目されるようになった指標がエンゲージメントです。
InstagramやTwitterなどでユーザーが投稿に対してつけた「いいね」
「リツイート」「ハッシュタグ」などアクションの総数です。

あるInstagramのフォロワーが10,000人いたとします。
そこで広告を配信して1,000名が閲覧して、
100名が何らかのアクションをしたとすると、
インプレッションは10,000でリーチは1,000、エンゲージメントは100です。
SNSの場合で1投稿であればPVは1となります。

医薬品マーケティングでのDTCマーケティングでも今後、
さまざまなウェブメディアの利用が考えられるでしょう。
こうした指標をしっかり理解することで広告管理が可能になります。

このコンテンツが、医薬品マーケティングのアイデアのヒントになれば幸いです。