「SNS」とは(その1)

今回の用語は「SNS」、「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」の略です。

この用語自体は聞いたことがなくても、「mixi(ミクシー)」は聞いたことがあるという方や、すでに利用されているという方もおられるのではないでしょうか。
「SNS」とは、インターネット上に構築されたコミュニティ型の会員制サービスのことをいい、同じ趣味や仕事、「友人の友人」といった関係を通じて、会員間でコミュニケーションをおこなうことを目的にしたバーチャルネットワークです。

会員登録には、その「SNS」の会員の紹介を必要する場合が多く、誰でも登録できるわけではない、ことも「SNS」の特徴の一つとなっています。

そうした会員制の「SNS」の代表例が「mixi」や「MySpace」であり、最近では企業が社員向けに社内コミュニケーションの場として提供している例もあります。

では、「SNS」では、会員は何をすることができるのか? また、なぜこれほどまでに「SNS」が話題となっているのでしょうか?

「SNS」では、会員のプロフィールや日記、写真などを他の会員に公開することができ、共通の趣味やビジネスなどの話題についての「コミュニティ」というグループを会員の間で作り、そのコミュニティ内で交流することができます。

こられの機能は、ブログやメール、掲示板などでも提供されているものですが、SNSでは、ポータルサイトとして多様なコミュニティを一つにまとめた便利さと、会員限定としていることの安心感がその特徴となっています。
SNSを利用する会員は、他の会員に紹介してもらってまで「SNS」へ登録するという主体的な人が比較的多く、他の会員の方に向けた情報発信を積極的におこなっています。
また、その情報に対しての意見や感想が発信されることも多くみられます。

通常のウェブサイトでは、情報を見るだけの閲覧者が大半を占めていますが、「SNS」では、趣味、嗜好を同じくするコミュニティを構成することで、自ら情報を発信するといった積極性を持ったユーザが多く集まりました。その結果、会員になれば新鮮でリアルな情報が、即時で得られるため、これほど急速に拡大したと言えます。