コンテンツマーケティングによるSEOとDTCマーケティング-Part.19

さて、今回は「コンテンツマーケティングによるSEOとDTCマーケティング」のPart 19です。

まだ、「SEOがどんなものかがよくわからない」とのお声を聞くことがあります。

また、「DTCマーケティングをコンテンツマーケティングで考えたいが、上司にSEOをうまく説明できない」などの声も。

そこで、今回、比喩を使ってSEOを説明したいと思います。

グーグルと1つ1つのウェブサイトの関係は、上司と部下の関係。SEOで上位表示されることは、まさに「上司の評価」なのです。

そして、ユーザーである私たちは、まさに「顧客」です。

大前提として、上司であるグーグルはできるだけ公正に部下を評価しようと考えています。

つまり、しっかりした人間性を持ち、勉強熱心で、よい仕事をする部下を高く評価しようとしているのです。

なぜならば、上司は顧客からの評価が第一と考えおり、それを満足させられる部下を評価しなければ、自分の評価を落とすことになるからです。

ただ、上司には部下が多すぎて、かつては、アピールがうまいだけの部下を評価していました。

つまり、過去に横行した「無意味な外部リンク」という、実態のない「アピール」を見破ることができないケースもあったのです。

こうした結果は上司の評価を下げることになり、お客様からのクレームに。

そこで、真面目な上司は「お客さま第一」のために、そんな部下を極力、排除するように考えました。

つまり、無意味な外部リンクを行っているウェブサイトの表示順位を下げたり、ペナルティを与えることにしたのです。

また、方法を見直し、しっかり「中身」を評価しようという方向にシフトしました。

これが、「コンテンツ重視」となった最近のグーグルの評価方法の変更です。

ただ、上司には少しクセがあって、

「中身がよい」=しっかり身なりも整っていること

が前提と考えているのです。

しっかり中身を評価しようとしてくれているのですが、今でも多くの部下がおり、さすがに一人ひとりの仕事の詳細までみて評価するのは困難です。

そこで、まず、部下の提出した書類のフォーマットやインデックスで評価しようと考えたのです。

また、パラパラと書類をめくって、大事な点が満たされているかなど、重要なポイントだけを評価するようにしました。

これが、このシリーズで説明してきた、

「タイトルのつけ方」
「要約文の書き方」
「キーワードの出現率」
「コンテンツの構造化」

の考え方です。

せっかく、持っている中身やポテンシャルが高いのに、上司に評価されない部下もいますね。

上司が悪いのではなく、部下がしっかり上司の考え方や評価のポイントを見抜けていない場合があります。

SEO対策においても、質の高いコンテンツをしっかり作っているのに、上位表示できないケースがこれにあたります。

これが、グーグルの考え方を無視して、一人よがりの「顧客重視」を考えてしまった結果によるものです。

幸いなことに、この上司は、常にお客さまのことを深く考えている部下をしっかり評価しようとする姿勢を持っています。

なので、その方針や考え方、そして「クセ」もしっかり理解して、上司の望む行動をとることが大切です。

このように考えると、SEO対策とは、自分自身が組織で評価される方法と同じと言えますね。