DTCマーケティングでコンテンツを目立たせるならリッチスニペット?

さて、今回は、あまりしられていないちょっとしたSEOのワザ「リッチスニペット」を紹介します。

グーグルの検索画面で、検索結果にタイトルや概要説明以外に、価格や評価などの情報が目立ってるのを見たことはないでしょうか?

簡単に言えば、これが「リッチスニペット」です。

スニペットとは「snippet=情報の断片」で、それがRichになったもの。
つまり、テキストだけでなく、画像なども使った「情報の断片」という意味です。

検索ユーザーとしては、ページの内容や検索キーワードと整合性が視覚的に把握できるので便利です。

情報提供者の視点で言うと、他の検索結果にこれが表示されていなければ、自社の情報だけが目立つのでクリックされる確率があがります。

通常、検索画面では表示順が上位であるほどクリック率は上がります。

しかし、リッチスニペットが表示されていて、的確に検索結果の情報を検索ユーザーに提供できれば、クリック率を高める可能性も上がるのです。

実は、このリッチスニペットは費用がかかりません。
グーグルが提供している「サーチコンソール」の「構造化データ マークアップ支援ツール」という機能を使えば対応できるのです。
具体的な設定方法などはお示ししませんが、それほ難しく無いようです。

現在、Googleがリッチスニペットをサポートしているコンテンツは、

・レビュー
・人物
・商品
・会社と組織
・レシピ
・イベント
・音楽

なので、すべてのコンテンツで対応できるわけではありません。

例えば、医薬品のDTCマーケティングのコンテンツなら、疾患啓発のイベントのコンテンツや疾患予防のレシピなどのコンテンツなどに活用できそうです。

ただし、グーグルはリッチスニペット活用に関して、次のような点を注意点を挙げています。

1)全ての検索キーワードに対して、リッチスニペットが表示されるとは限りません。
 リッチスニペットが表示される主な条件は以下のようなものです。

・リッチスニペットの品質ガイドラインに合っている
・検索キーワードとコンテンツの関連性が高い
・コンテンツのクオリティが高い

2)不適切な設定(マークアップ)はスパムと判定される可能性があります。
 以下のようなユーザーにページの内容を誤解させてクリックさせるような行為は禁止されています。

・ユーザーに一切表示されないコンテンツを設定する
・関連性がない、または誤解を招くコンテンツを設定する

要は「適切に活用しましょう!」と言うことですね。

リッチスニペットは上手に使えば、検索結果のクリック率を高める手段となります。
自社のDTCマーケティングのコンテンツに使えそうなものが無いか、チェックしてみてはいかがでしょうか?

この記事が、医薬品マーケティングやDTCマーケティングのお役に立てれば幸いです。