「ポッドキャスティング」とは

今回の用語は「ポッドキャスティング」です。

多分、皆さんも、一度はこの用語を聞いたことがあるでしょうし、もしかしたら、ご自身でも好きな音楽や番組を楽しまれているのではないでしょうか?

さて、ポッドキャスティングとは、今、若者を中心に流行の携帯プレイヤー「iPod」と「Broadcasting=放送」の合成語で、インターネット上にある様々な、音声コンテンツを、iPodを利用して、ダウンロードすることで手軽に試聴する仕組みやインターネット上の放送番組のことをいいます。
くだけて言えば、昔の若者だった(?)今の40代が、好きな音楽をレコードからカセットに録音しウォークマンで聴いていたことを、今の若者がパソコンからiPodを使ってやっているのがポッドキャスティングです。

また、自分がポッドキャスティングの番組やコンテンツの運営者となるにも、マイク、音声録音ソフト、パソコンがあれば、簡単に配信することができる仕組みでもあります。
つまり、ちょっとしたパソコンの知識があり、「音」で伝えたいコンテンツを作る手間を惜しまなければ、誰でも簡単にインターネット上の番組が持てるのです。

さらに、ポッドキャスティング登場以前は、インターネット上での音声・映像コンテンツを試聴するには、いつもPCの前にいる必要がありましたが、ポッドキャスティングで配信されたコンテンツは、iPodに取り込むことができるので、いつでもどこでも視聴可能になったのです。(もちろんPCでの視聴も可能です。)

ポッドキャスティングを視聴するにはiPodに付属の「iTunes」というソフトウェアを使いますが、自分が気に入った「番組」を登録しておけば、コンテンツが更新される度に、自動的に更新情報を知らせてもらえたり、ダウンロードすることもできるようになっています。
聴く側にとっては、ウォークマンより随分便利ですね?

では、コンテンツを配信する側にとってはどうでしょうか。
これまで音声・映像などのコンテンツの配信をするには、専用サーバの設置、コンテンツファイルの作成など、手間やコストがかかったり、視聴者への告知もメールやバナー広告などを行う必要がありました。

しかし、ポッドキャスティングでは、ポータルサイトを運営するIT系広告代理店などが、無償で配信サービスを提供しており、大きな手間と費用をかけることなく配信すが可能です。もちろん、既に自社のウェブサイトや製品サイトがあれば、そこからポッドキャスティングを行うことも可能です。
そして、一度、配信する番組を登録してもらえれば、視聴者の手元には、新しいコンテンツが、自動的にダウンロードされますので、メールや広告などによる告知も不要です。

さて、ポッドキャスティングによるサービスを開始されている製薬企業様も、すでにいくつかあります。
今後、医薬品マーケティングへの活用も広まっていくでしょう。
特に、医学英語などの音声配信やオピニオンリーダーによる音声セミナーなど、「映像」がなくても十分理解できるサービスには、ポッドキャスティングが向いています。

前回紹介した「PIP」や、今回の「ポッドキャスティング」など、コンテンツを魅力的に配信する選択肢がますます広がっています。
新たなテクノロジーや手法を常にウォッチすることで、医薬品マーケティングにおいても、より魅力的に自社製品や領域に関連するコンテンツを伝えるヒントを得ることができるのではないでしょうか?その手段の一つとして、ポッドキャスティングの活用を検討されてはいかがでしょうか。

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当社では、7月に予定しておりますウェブサイトリニューアル時に、ポッドキャスティングコンテンツの配信を計画中です。また、ポッドキャストコンテンツ作成・管理機能や更新情報の配信機能といった、ポッドキャスティングに必要とされる各種機能をパッケージとして提供しております。
ポッドキャスティングにご興味がおありでしたら、まずはお気軽にお問い合わせください。