「ミュージックパス」とは

今回は「Music-Pass(ミュージックパス)」について解説いたします。

「Music-Pass(ミュージックパス)」という名前ですから、音楽に関係していることはおわかりかと思います。
これは、以前に解説した「デジタルプレミアム」の1種で、音楽ファイルのダウンロードができるクーポン券です。

「デジタルプレミアム」の解説で、消費財のマーケティング手法として、ウエブサイト上のキャンペーン等で、応募者にプレゼントを渡すといった際、デジタルコンテンツを配布する手法が広まってきている、というお話をしましたが、その一つの例が「Music-Pass(ミュージックパス)」です。

「Music-Pass(ミュージックパス)」は、ミュージックオンライン社が発行・運営し、同社が提携する株式会社USEN、NTTコミュニケーションズ株式会社などを含む7社の音楽配信サービスサイトで、どれでも好きな音楽をダウンロードすることができるアルファベット16文字のIDです。提携配信サイトでの配信楽曲数も200万曲以上と非常に多く(2008年1月現在)、ジャンルもロック、ポップスからクラシックやジャズ、ヒーリングミュージック、話題のシングル曲から懐かしの名曲まで多岐にわたっています。

「Music-Pass(ミュージックパス)」を受け取った消費者は、提携音楽配信サイトから、好きな楽曲を選び決済画面まで進み、IDを入力すれば楽曲をダウンロードすることができるという仕組みです。パソコンと、ネットに接続できる環境があれば簡単に利用が可能です。

「Music-Pass(ミュージックパス)」の提供者は、通常の販促品と同じように配布数を決めます。
「Music-Pass(ミュージックパス)」の配布方法としては、会員登録のお礼メールで送信、カードやチラシに印刷して配布、シールに印刷して商品に添付するなど、様々な方法があります。

例えば、飲料のキャンペーンでペットボトルにID付のシールを添付したり、ウェブサイトの会員登録キャンペーンで登録完了した人にメールでクーポン番号をお知らせしたり、アンケートの謝礼としてID付のカードを配るなどのケースがあります。

これをマーケティングに使う企業にとってはグッズの配送コストがかからない、レスポンス効果の測定が可能、メールアドレス取得が可能などのメリットがあります。受け取る側の消費者にとっても、インターネットを通じてすぐに音楽ファイルをダウンロードして利用できることから、今後はますます「デジタルプレミアム」の手法が利用されると考えられます。中でも音楽のダウンロードは最もポピュラーな方法となるのではないでしょうか。

この「Music-Pass(ミュージックパス)」ですが、これまで医薬品マーケティングでの利用実績は大手製薬会社がOTCのキャンペーンで利用した1例のみですが、
プロモーションでの活用メリットとして
・斬新なアイデア商材でありインパクトがある
・IDを配布するだけの簡単スキームで採用可能
・マーケティングデータの取得が可能
・グッズなどに比べて低いコストで実施可能
・配送などの付帯コストが不要(メール添付時)
・「クイズ」や「アンケート」のお礼など、インタラクティブな手段に使える。
・病院向けに「音楽」=「癒し」というイメージに合致する曲を提供可能であり、イメージアップが図れる。
といったことが挙げられますので、医師向け、医療消費者向けのプロモーションへの活用も十分に可能でしょう。

今後、医薬品マーケティングにおいても、こうした「Music-Pass(ミュージックパス)」のような「デジタルプレミアム」の提供について検討されてはいかがでしょうか?

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当社ではミュージックオンライン社との提携により、この「ミュージックパス」サービスの提供しております。
詳しい情報が必要な場合は、お気軽にお問い合わせください。
また、当社取り扱いのノベルティグッズを紹介するウェブサイト、「医薬・製薬 ノベルティスクエア」でもご紹介しております。
企画書のダウンロードも可能ですので、ご興味がございましたら、ぜひ一度ご覧ください。