「マッシュアップ」とは

もし、「出張JAWS」のような機能を持ったソフトウェアをゼロから開発するとなると、途方もない時間と費用が必要となるため、もし「マッシュアップ」が存在しなければ、「出張JAWS」が世に出ることもおそらく無かったでしょう。

しかし、Web2.0企業が無償でソフトウェアをオープンにしたことに端を発し、「マッシュアップによって、一から開発するよりはるかに少ない時間とコストで、機能提供元のウェブサイトを単独で利用するよりも、さらに便利なソフトウェアとして提供することが可能となったのです。

「マッシュアップ」を作成するにあたっては、様々な機能から、自社の顧客に適したものを選択し、最も利便性を高めるよう組み合わせることによって、付加価値を高めることが最も重要であるといえるでしょう。

では、この「マッシュアップ」が、医薬品マーケティングにおいてどのように利用可能かを考察してみようと思います。
現在、「マッシュアップ」に利用可能な機能として、「地図」、「天気予報」、「ホテル・レストラン検索」、「交通経路検索」、「書籍検索」、「商品価格検索」、「キーワードの注目度」などが、様々な企業から提供されています。

これらの機能は、提供元のロゴ表示など、いくつかの利用規約はありますが、無償で利用可能で、自由に組み合わせてソフトウェアを作り、自社のウェブサイトに掲載することができます。

例えば、セミナーや学会の会場を案内するページに、「地図」「天気予報」「交通経路探索」といった参加に必要な付帯情報を提供するできるようにすることで、「利便性」という「価値」を高め、医師の満足度向上にも役立てることができます。

また、「キーワードの注目度」の機能を利用して、医療ニュース掲載ページに、「ニュースに登場する注目のキーワード」を表示すれば、世間が興味のある医療ニュース・キーワードを知る手がかりとなります。
ある大学病院の消化器専門医から聞いた話ですが、自分の患者さんが、直接治療とは関係のない「タミフル」のことを話題にあげ、質問してきたことがあったそうです。
そんなとき、ある程度の知識を持っていないと対応できないので、専門外であっても世間で注目されている医学・医療関連のニュースを知っておくことは、大切であると話されていました。
話題の医学・医療関連のキーワードを示すことで、患者との会話に対応する参考情報を、医師に提供することができるのではないでしょうか。

医薬品マーケティングのウェブサイトでは、メインのコンテンツである学術情報の提供に関しては、例外なく注力されています。
そうしたメインコンテンツに加えて、「マッシュアップ」で付帯情報を追加して、医師の方の利便性を高めるサービスの提供ができれば、日常的にそのウェブサイトにアクセスいただくことも増え、結果として、メインコンテンツである医療情報を閲覧される回数も増加することが期待できます。

ウェブサイト全体の利便性を高め、トータルのアクセスを増加させる、「マッシュアップ」の導入を、ご検討されてはいかがでしょうか？

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当社では、医師向けのお役立ち機能を選定し、「マッシュアップ」したパッケージソフトの提供を、計画中です。
提供開始時には、あらためてご案内をおこなわせていただきます。
「マッシュアップ」にご興味のある方はお気軽にご相談ください。 実際のウェブサイトやコンテンツにあわせた「マッシュアップ」サービスをご提案させていただきます。