ロングテール戦略~医薬品マーケティングへの応用

昨今、IT 業界で話題になっている「ロングテール現象」をもとに、医薬品マーケティングに活用できる可能性を考察したものです。

ロングテール現象とは何か?

まず、最初に ロングテール現象とは何か について説明しましょう。
従来、マーケティングや営業の世界では、「20%の顧客で80%の売り上げを占める」、「20%の製品で全社売り上げの80%を占める」など、いわゆる 『パレートの法則(80:20 の法則)』 が常識とされてきました。
医薬品マーケティングにおいても、プロダクトマネージャーが本社レベルで、そしてMRが担当市場レベルでターゲティングする際に、この法則を応用して、ターゲット施
設や重要施設のランクづけ、訪問の優先順位を決めるのに応用してきました。
これは、1人のMR のパワーが一定であれば、活動エネルギーのインプットに対してもっとも成果があがること、つまり効率性の最大化をめざした考え方です。そして、その結果として、製品の売り上げ構成は、多くのケースにおいてこのパレートの法則に近似したものになります。このことは、これまでほとんどの業界・業種にあてはまった経験則です(医薬品では30:70 や40:60 のケースもあります)。

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