ディープラーニングで医薬品マーケティング&開発が加速化!

今回のテーマは、「ディープラーニング」。

ビジネスや医療の分野では、AIと言う言葉がメディアに毎日のように登場します。

AIとは、Artificial Intelligence=人工知能のことで、
人間のような「知性」や「知的なふるまい」を感じさせるような
コンピュータ技術のことです。

そして、その急速な発展を支える技術が、ディープラーニングです。
ディープラーニングは、日本語では「深層学習」と訳されます。

今までのAIは、人(プログラマー)が、
アルゴリズムを一から十まで設計していました。
ですから、コンピュータもアルゴリズムの指示のとおりのみ
機械的に処理していたものでした。
AIといっても初歩的なレベルだったのです。

しかし、ディープラーニングは、人間の脳神経回路を模した
ニューラルネットワークという情報処理の手法を使うことで、
コンピュータがインプットされた情報から自発的にルールを見つけて
学習できるようにしたものです。
つまり、今までは人間が経験などをもとに行ってきたタスクを
コンピュータが行えるようになったのです。

最近は、ディープラーニングの技術の進化によってAIも急速に発展し、
さまざまな分野で実用化が進んでいます。
具体的には、AIがテキストデータ、画像データ、音声データなどを認識して
学習することで、スマホ、タブレット、テレビなどがどんどん進化しています。

もちろん、医療の分野でも実用化が進みつつあります。
もっとも進んでいるのが画像診断です。
ディープラーニングを用いてレントゲン、CTなどの画像から、
がんを検出するシステムなどの実用化が進んでいます。

また、遺伝子解析、遠隔診療、総合診療支援などへの応用も進みつつあります。
さらに、AIに医学論文を学習させることで創薬をはじめとする医薬品開発への応用も期待されています。

医療でも応用の可能性が大きく期待されるディープラーニングは、
マーケティングの分野、特にデジタルマーケティングでは
既に活用事例がいくつもあります。

例えば、ウェブサイトのアクセス解析データを、その経路、
アクセス端末などから集計・分析してウェブサイトの改善方針を
自動的にアドバイスするソフトなどもあります。

医薬品マーケティングも今ではウェブマーケティング、
デジタルマーケティングが大きなウェイトを占めてきた昨今、
ディープラーニングを活かしたAIを活用する方法を
模索する時代になってきたのではないでしょうか?

このコンテンツが、医薬品マーケティングのアイデアのヒントになれば幸いです。