コミュニティマーケティングのメリットは?

さて、今回のテーマは、コミュニティマーケティングです。

コミュニティマーケティングとは、その言葉から想像できると思いますが、
「コミュニティ」を用いたマーケティング手法のことです。

昔は、コミュニティと言えば地域社会や会社などが中心でした。
今ではオンライン上にもFacebookやLineなどを使ったコミュニティがあります。

しかし、コミュニティマーケティングで言うコミュニティとは、
一般的なものとはニュアンスが異なり、多くの場合は自社製品のユーザーまたは潜在ユーザーのクラスターのことです。

コミュニティマーケティングは企業活動ですから、その実行を通して、
最終的には収益につなげることが目的です。

つまり、売上アップやコストダウンをもたらす必要があります。

ですから、コミュニティに参加してもらうのは、
収益への影響の大きな自社サービスやブランドなどに
好意を持っている人々が中心となります。

コミュニティマーケティングには、4つの要素が揃う必要があります。
それは、コミュニティ、企業、場、コミュニケーションそのものです。

コミュニティについては、今、説明しました。
企業については、当然ながら、しかける主体となる立場で参加します。
場は、コミュニケーションを行う場のことで、ウェブ上でもリアルでもOKです。
しかし、コスト面からリアルではなくウェブ上で何らかのプラットフォームを持つことが大半です。
コミュニケーションは、ウェブ上のディスカッションもあれば
リアルでのイベントなどもあります。

コミュニティマーケティングでは、企業とコミュニティ、
あるいはコミュニティへの参加者同士のコミュニケーションを通して、
企業とコミュニティの双方にとってのメリットを生み出すことが期待されます。

その結果、コミュニティの参加者の企業へのロイヤルティ、
ブランドへのロイヤルティが高まることが目的となります。

今までは、市場調査などを通して、顧客ニーズを抽出することも
マーケティング活動としておこなってきましたが、
なぜ、最近ではコミュニティマーケティングが注目されているのでしょうか?

それには3つのポイントがあります。

1)インタラクションと本音で斬新な解決策が生み出せる

コミュニティに参加するメンバーとして、企業やブランドのファンであったり、建設的な批判精神を持っている方を集めることで、

・本音を語ってもらうことで、顧客の真のニーズがわかる
・相互作用で思わぬアイデアや解決策が見つかる

ことがあります。

アンケートなどの市場調査では、調査対象者が本音を出さなかったり、
当事者意識が低い場合もあります。

一方、コミュニティマーケティングでは参加者の当事者意識が高いので、
より顧客視点のアイデアや解決策が生まれやすいのです。

2)コミュニケーションコストを低減できる

コミュニティと企業が一緒に場を作ることは、
企業が顧客一人一人とコミュニケーションをとるより低コストです。

最初のコミュニティの立ち上げには費用もかかり運営上の工夫が必要ですが、コミュニティにおけるコミュニケーションが自転するようになれば、
コストは大幅に下がる可能性が高まります。

ソフトウェア業界のコミュニティでは、エンゲージメントが高い中上級ユーザーが、初心者の質問に答えることも多々あります。

また、ユーザー間のインタラクションで使い方の事例が共有されることもあります。
これまで、企業が集約していたことがコミュニティ自らで解決できるのです。

これによって企業が行うサポートの工数を削減することが可能になります。

つまり、コミュニティマーケティングを通してコストダウンが図れるのです。

3)自社のコアなファンを増やせる

コミュニティマーケティングにおける最大のメリットは、
顧客のロイヤルティを最上レベルまで高める可能性があることです。

コミュニティの活動を通して、
・自分の意見が具現化される
・メンバーに感謝される
・企業に感謝される

などがあれば、その方の気持ちはどうなるでしょうか?

もちろん、コミュニティそのものへの帰属意識が高まると共に
企業のサービスやブランドへのロイヤルティが高まりますね。

その結果、コアなファンとなって、クチコミをしてくれたり、
顧客生涯価値を向上させることができます。

クチコミが広がれば、新規顧客アップにもつながるので
集客コストも下がるのです。

コミュニティマーケティングは、工夫次第では医薬品マーケティングでも
実践できる方法だと思います。

次回は、コミュニティマーケティングの事例や
医薬品マーケティングにおけるコミュニティマーケティングの方法について
考えてみたいと思います。

このコンテンツが、医薬品マーケティングのアイデアのヒントになれば幸いです。