さて、今回紹介させて頂く書籍は、前職時代の同僚で、最近、仕事上でもまたお付き合いをさせていただくことになった古川隆氏の処女作「DTCマーケティング」です。
「DTC」自体、その言葉は、医薬品業界に普及して数年経過しましたが、米国発の「DTC広告」に過度に注目が集まっていた中で、DTC全体の定義や枠組みの共通理解が十分であったとはいえない状況でした。そんな中で、初めて「DTC」に関して、定義や明確な枠組みを示した書籍としての意義は非常に大きいでしょう。
また、DTCの国内外の事例や米国・欧州の違いなどにも言及しており、今後、DTCマーケティングの企画や実行を考える上で、教科書的にも活用できます。
さらに、DTCマーケティングの必要条件、実施ポイント、コミュニケーションモデル、成功事例なども掲載されているので、担当製品でDTCを検討されているマーケティング部門の方々、将来マーケティング部門へ異動を希望するMRさんは、是非、ご一読されてはいかがでしょうか?
なお、古川氏は、株式会社イービーエムズにおいて、「DTCマーケティング研究会」を主催されていますので、ご興味のある方はリンク先より詳細をご覧ください。