疾患啓発サイトでも上手に使いたい!alt属性とは?

今回は、SEO対策で大切なのにあまり知られていない「alt属性」について。

医薬品マーケティングにおける疾患啓発サイトでもSEOに影響を与えます。

一方で理解してしまえば、とても簡単に対策することが可能です。

alt属性とは、「代替テキスト」とも呼びます。

画像などの非テキストのデータ(コンテンツ)に対して、テキストコンテンツのように「意味を持たせるテキスト」を検索ユーザーやGoogleに提供することです。

ほぼすべてのウェブサイトは、テキストデータと画像データでできています。

Googleは、テキストデータの意味を独自のアルゴリズムで解釈することで、そのコンテンツの質を評価し、特定のキーワードに対する検索順位を決めています。

一方、画像までを理解することは現時点ではできていません。

そこで、ウェブサイトの管理者がその画像の「意味」を伝えるための手段が、alt属性を使うことです。

画像のデータは、そのまま張り付けた場合

<img src=”https://example.com/image/aaa.png” alt=”abcdefg” />

のように表記されます。

alt属性とは、この例では、「abcdefg」の部分に意味を持たせる言葉を入れれば良いだけです。

もし、画像が「心臓」なら、「心臓の解剖図」や「心臓の断面図」などと、それが何を伝えたい画像かがわかるテキストに置き換えられると良いだけなのです。

alt属性を設定する主な目的は、次の3つです。

1)SEO対策になる
先ほどもお伝えしたとおり、現時点ではGoogleのクローラーは、画像を「画像である」とは理解しても、その意味を理解することはできません。
alt属性を設定することでクローラーが画像の内容を理解することができます。

すると、Googleは、次のようなアクションをする可能性が高くなります。

・コンテンツと関係のある画像が表示されていることを認識して、コンテンツを高く評価する

・画像検索などで表示されるようにする

その結果、検索順位が上がったり「画像検索」からの流入が増えることも期待できます。

2)視覚障がい者へのサポートが可能
目の不自由な方がパソコン上で何らかのコンテンツを理解したい際は、スクリーンリーダーや音声ブラウザを利用します。

スクリーンリーダーや音声ブラウザは、テキストの意味を理解し読み上げることはできますが、画像については何の設定もなければ読み上げることができません。

しかし、alt属性を設定すれば、スクリーンリーダーや音声ブラウザは、代替テキストを読み上げます。
その結果、目が不自由な方はウェブサイトのコンテンツにどんな画像が表示されているかを理解することができるのです。
つまり、alt属性を設定することで、視覚障がい者に対して、ウェブサイトのコンテンツを理解してもらう手助けができるのです。

疾患啓発コンテンツには、こうした配慮も大切ですね。

3)画像が表示されない場合テキストを表示
ウェブコンテンツの画像がネットワーク上のトラブルで表示されないことがあります。
そんな場合、alt属性を設定しておくことで、代替テキストが表示されます。

大きなメリットではありませんが、画像が読み込めない場合でも検索ユーザーに意味を伝えることができます。

このようにalt属性を設定することには、メリットがあるのです。

コンテンツマーケティングの成果のためでもあり、ユーザーへの配慮にもなるので、必ず実装したいポイントです。

このコンテンツが、医薬品マーケティングのアイデアのヒントになれば幸いです。